はじめに
スタッフ犬も16歳となり、寝たきり状態になってしまいました。注意が足らず左腰に褥瘡(床ずれ)ができてしまいました。
床ずれ治療について数日分をまとめた日記を投稿しております。
使用したアイテムなどについては他のエントリーにまとめて随時リンクを更新する予定です。
※エントリー中のリンク先にもグロい画像があることが多いのでご注意ください。
※エントリーの内容については独自の評価・判断に基づいて処置しており、これらを参考にして起こった事故等の責任を当方で負うことはできませんのでご了承ください。
※内容は逐次更新をしております。ご了承ください。
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前回はキズクイックパッドで閉鎖療法を…と試してみました。
今回は無理に閉鎖療法をしなくてもよいという考えに至りました。床ずれの傷口は大きな変化はありません。
2018/09/01(土)
「進化する傷の治療法」杏林大学医学部形成外科教室 大浦紀彦教授
もちろん人間の話ですが、創傷治療の基礎的な話から、先端の治療方法まで伺えました。
ざっくりまとめると
- 傷を早く治すためには
- 環境を整える(湿潤、感染抑制)
- フィルムを貼った(湿潤環境の)ほうが2倍の速さで治る
- 急性創傷の滲出液は増殖因子サイトカインを含んでいる
- 細胞が元気になることを行う(成長因子、増殖因子、メカニカルストレス)
- PRP(多血小板血漿)療法
- フィブラストスプレーなる薬がある
- 滲出液が過剰にあると治りが遅い。ドレンをつけて陰圧をかけると細胞の活性化も促す➡陰圧閉鎖療法
- 環境を整える(湿潤、感染抑制)
犬の治療に2のような技術をつかうのはちょっと夢のような話になりそうです。しかしこれまでなんとしてでも傷口をドレッシング材で塞ごうと考えていましたが、滲出液が過剰にあってもだめだとわかったので無理にハイドロコロイドドレッシング材で塞がなくてもよいかなと思い始めました。
夜ドレッシング材の交換をしました。キズクイックパッドがかなりしっかり肌に付いていて剥がす際に傷周りの正常な皮膚が炎症を起こしてしまいました。痛々しいですね💧
昼間の公開講演会を参考に…滲出液が減ってくるまでは穴開き水切り袋+母乳パッドで作ったドレッシング材を使うことにしました。
2018/09/02(日)
穴開き水切り袋+母乳パッドで作ったドレッシング材で処置に戻したのできずぐちまわりの皮膚の炎症は少しおさまってきました。
床ずれの傷口は大きな変化はなし。
穴開き水切り袋+母乳パッドで作ったドレッシング材で処置しました。
2018/09/03(月)
傷口周りの皮膚の炎症はかなり良くなりました。
床ずれの傷口は大きな変化はなし。
2018/09/04(火)
明け方台風21号の影響で激しい雨が降りました。
床ずれの傷口は大きな変化はなし。
2018/09/05(水)
床ずれの傷口は大きな変化はなし。
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